こんにちは。
ミキオです。
以前に当ブログ内でiPad Proを用いた同期演奏の記事にて
同期音源とドラマーに送るクリック音を独立して出力させ同期演奏を実現させる方法について記述しました。
しかしこの記事でのやり方ではiPad Proの他、USBハブだのメトロノーム機器(BOSS DB-90)だのUSBーMIDIケーブルだの…細々した接続機器が多くスマートではありませんでした。
それにドラマーは曲のBPMに合わせたメトロノームしか聞けないのです。
詳しくは↑の記事をご覧ください。
それでまぁ、今回新機材としてとあるオーディオインターフェースを導入したら同期演奏がとても快適になりましたので
同期演奏をこれからしたいと考えている同志達にシェアしたいと思っております(^^)
参考になりましたら幸いです♪
では行ってみよーう!
steinberg UR44C
今回私が導入した機材がこちら。
steinbergのUR44Cというオーディオインターフェースです。
ちなみにこれにもCUBASE AIが付属してきます。
そんでまぁこいつ、かなり便利なやつです。
今回は同期演奏をする目的で記事を進めていきますが
この子は他にもいろんなことができちゃいます。
詳しい仕様や使用用途については↓のAmazon等のリンクに書いてあることだけでも充分に魅力が伝わるはずです。
ではまず開封して外観チェックといきますかぁ!
付属品と本体外観
こちらが元箱。
CUBASE AIの他にもDORICO SEという楽譜作成ソフトが付属してました。
そのうち使ってみて記事を書いてみます。
もちろんCUBASE AI/LEも付属。
では開けます。
まず出てきたのは、
付属ソフトのダウンロード/インストールに必要なコードが書いてあるやつ。大事にとっておきます。
USB-C to Aのケーブル。
ACアダプター。
ちなみにPCや今回も私が使うiPad Proに接続する場合このACアダプターは必要ないです。
PC、iPad Pro本体からの給電でバスパワーで動作します。
※iPad Proと直接接続するには別途USB-C to Cのケーブルが必要です!
iPad Proを買ったときについてくるケーブルでOKです。
※接続するPCにUSB-Cの接続端子があれば大丈夫ですが、USB-A to Cで繋ぐ場合ACアダプタで電源取ったほうが動作安定するそうです。
そして本体!
かっこいい。
フルメタルボディでずっしりと重さがあります。
ちょっと寄って見ていきましょう。
出力はヘッドフォンジャックが2基それぞれボリューム操作独立しています。
LINE OUTはMAIN OUTの他、1R/L、2R/Lとあります。
ここが重要で、
同期音源はヘッドフォンジャックやMAIN OUTから流し、2R/Lなどからドラマーに送るクリックのみを送る形になります。詳しくは後述。
ここで今まで私がデスクで使っていた、
同社のUR22mkⅡと並べて見ます。
大きさ等比較してみましょう。
UR22mkⅡに対してUR44Cは単純に横に広がった感じですね。
接続に関して
入力数や出力数の違いはもちろんですが、その他変わる点はUSB接続の端子がUSB2.0からUSB3.0(Type C)になったことですね。
しかもUR22mkⅡのほうは最近ではもうほとんど見なくなったB型(台形みたいな四角いやつ)です。昔のプリンターとかによく使われてた端子。
両端USB-CのケーブルがあればiPad ProとはUSBハブ等を介さなくても1本で繋がるようになりスマートになりました。
iPad Proと繋いでみる
では!
早速iPad Proと繋いでみようじゃないか。
※画像で使用しているiPad Proは2018モデル12.9インチ。
USBバスパワーによりiPad Pro本体からの給電で電源が入ります。
USBランプの箇所ととOUTPUTのツマミんとこが光ります。おおーかっこいい。
っていうかUR44Cの上にiPad Pro 12.9インチ置くとサイズ感ぴったりやん。
13インチ級のノートPCなどと使うと見た目的にも相性良さそうですね。
DAWと連携
DAWアプリはCUBASIS2を使います。
同じsteinberg製のアプリということでUR44Cとの相性は抜群のはず。
CUBASIS2はマルチアウト対応ですので、接続したオーディオインターフェースの出力数に応じて
各々トラックごとに出力先を変更できます。
各トラックのChannelタブの中に『1/2』の部分がありますのでそこをタップ。
この『1/2』とはオーディオインターフェースの出力先のことで、LINE OUTの「R/L」にそれぞれ割り振られています。
それぞれ出力したいOUTPUTをトラックごとに割り振ります。
初期設定では全てMAIN OUTの『1/2』になっている筈ですので、ドラマーに送りたいクリック音のトラックや同期音源のトラックだけを『3/4』もオンにしてやれば良いわけです。
そしてクリック音のトラックはドラマーにだけ送りたいので『1/2』はオフに。
ちなみにミキサー画面ではそれぞれの出力ごとにフェーダーをいじることが出来ます。
実際の使用感
さて実際にこの環境設定で同期演奏をやってみたわけですが、
かなり良いですね。
私のやり方ですが、PA機器に送る出力はUR44C前面のヘッドフォンジャック(CUBASIS2『1/2』が流れる)に繋いでいます。
出力される音量も大きいので「おい同期の音が小さくて聞こえないYO!」なんてことにはなっていません。
ドラマーに送るほうは後面の2Rにヘッドフォンを差してモニターしてもらっています。
そう、モノラルアウトなので一応ヘッドフォンの左右どちらからもなりますがステレオではありません。
音量は大丈夫そう。
ドラマーに送る方もステレオに・・・
さてドラマーへの出力ですが、ヘッドフォンの片側だけから音が流れるなんてことはないですが、オーディオはセンターのモノラルです。
送るのが単純なクリックだけなら別に問題もないのですが、クリックの他にも同期音源やギターやその他楽器の音も流そうと思ったとき、
やっぱりステレオで流してあげたいなーと思い軽く試行錯誤してみました。
ってことで用いてみたのがこちら。
behringerのヘッドフォンアンプ、HA400です。
出力が4チャンネルあるやつ。
こいつに一旦ステレオアウトしてからドラマーにヘッドフォンを繋いでもらおうという算段です。
『2R/2L』(※CUBASIS2『3/4』)からHA400にステレオアウトします。
こういった具合。
ってことでやってみたら、
おおーちゃんとステレオで鳴るやーん!
と・・・
喜びも束の間…
あれ?…なんか様子がおかしいぞ・・・?
予想外の事態になってしまいました。
ステレオアウトこそ出来たものの、何故か音量が異様に小さいのです。
HA400のヘッドフォン出力のツマミを最大にしても。
どのくらい小さいかっていうと、ドラマーがモニターすると叩いたドラム自体の音に負けてクリックが聞こえなくなってしまうくらいに小さいのです。
・・・っつーわけで、失敗😭
直接UR44CのLINE OUTんとこにヘッドフォン挿せば普通に充分な音量出るのになー。
ー余談ー
軽くPCとも繋いでみましょう。
特にドライバーソフトなどはインストールしていませんが、繋げばとりあえず認識して使えます。
一応安定した動作を保証するためにもsteinbergの公式サイトからドライバーをインストールしておきましょう。
あと、なんかドライバーと一緒にBasic FX Suiteなるツールももらえるらしいです。
コンプレッサーやイコライザ、ギターのアンプシュミレーター等が入ってるみたい。
そのうちレビューしますね〜。
というわけで!
バンドの同期演奏をiPad ProとUR44Cでやってみたというレポートでした!
同期演奏考えていらっしゃるなら是非参考にしてみてください♪
まったね〜👋